ボクシングの日本スーパーバンタム級3位下町俊貴(26=グリーンツダ)が6日、初の日本王座挑戦に向けて、大阪市内の所属ジムで会見した。4月26日に後楽園ホールで行われる同級王座決定戦で、同級1位の石井渡士也(21=REBOOT.IBA)と対戦する。
17年度の同級全日本新人王でMVPを獲得したが、そこから日本タイトル挑戦に時間を要した。「新人王をとってから長かった。一発でものにできるようにしたい」と意気込んだ。
ただ、相手も将来を期待される強豪。バンタム級の世界主要4団体を制した“モンスター”井上尚弥(大橋)ら、複数の世界王者からスパーリングパートナーで呼ばれる実力者だ。
下町は「怖いなぁ」とぽつり。「やられる展開ばかり考えてしまうんで、試合までに気持ちも作っていきたい」。自ら認める「ネガティブ・ボクサー」。マイナスの思考回路も克服して念願の舞台に立つ。