キックボクシング42戦無敗を誇る人気格闘家からプロボクサーに正式転向した那須川天心(24=帝拳)が4月8日、東京・有明アリーナでボクシングデビュー戦に臨むことが13日、発表された。日本バンタム級4位与那覇勇気(32=真正)とのスーパーバンタム級6回戦で拳を交える。

同日、都内のホテルで会見に臨み「僕の本気度が伝わればいいなと1番思います」と日本上位ランカーとの対決に向けて静かに燃えた。

ボクシング界に挑戦し始め「より格闘技への思いは強くなっている、良い意味でも悪い意味でも格闘技というものがすごく知れ渡っている。格闘技がどう思われているか。良いイメージも悪いイメージもある。良いイメージというか、格闘技は素晴らしいものだし、自分がその象徴になっていきたい」。その熱い思いを口にした。

那須川は昨年6月、K-1の3階級制覇王者武尊と「THE MATCH」で対戦して判定勝利。昨夏からプロボクサーとしての準備を開始し、同11月には米国でボクシングの実戦合宿も敢行。今年1月には帝拳ジムでトレーニングを積んでいることを表明し、今月9日には公開プロテストでB級(6回戦)に合格していた。

ボクシングの練習を続けながら「自分の思いとか、自分のバイブスだったり、マインドもうまい方向にいっていて毎日楽しいし、最高。ストレスないし、楽しい。そういう風に思わせてくれるボクシングが好きでまだまだ辞められない」と気持ちの高ぶりを口にしていた。