プロボクシング前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が5月7日のWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)への挑戦に向け、実戦トレを開始した。

6日夕方から先週末に来日したメキシコ人パートナーとなるWBC世界フェザー級23位ブライアン・アコスタと5ラウンドのスパーリングを消化。左右スイッチして動くアコスタに対し、井上は迫力あるパンチを繰り出したという。

また4月8日、東京・有明アリーナでWBA世界バンタム級王座決定戦を控える同級2位の弟拓真(27=大橋)はアコスタと一緒に来日したセサール・バカ・エスピノーザとスパーリングした。拓真は同級3位の元WBA世界スーパーフライ級王者リボリオ・ソリス(40=ベネズエラ)との王座決定戦を控えており、所属ジムの大橋秀行会長(57)は「エスピノーザはとてもディフェンスが良く技術戦になりました。技術が高くとてもいい練習になりました」と話した。メキシコ人パートナーとは3月下旬までスパーリングを続ける見通しだ。