ボクシングWBC世界ライトフライ級2位の岩田翔吉(27=帝拳)が「世界前哨戦」の意識を持って再起戦に臨む。

4月1日の東京・後楽園ホールでのWBOアジア・パシフィック同級15位ジェローム・バロロ(23=フィリピン)との同級10回戦に向け、都内の所属ジムで最終調整。昨年11月、WBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に挑戦し、巧みな試合運びを崩しきれずに判定負け。23年初戦は約5カ月ぶりのリングとなる。

現在もWBAで3位、WBOでも7位と世界再挑戦可能な位置にいる。岩田は「引き出しの多さをみせていきたい。またチャンスをもらえるように。大事な試合になる」と見据え、再起のリングに戻る。