無敗を誇った人気格闘家が那須川天心(24=帝拳)が8日、注目のプロボクシングデビューを果たす。

東京・有明アリーナで行われるスーパーバンタム級6回戦で、日本バンタム級2位の与那覇勇気(32=真正)と対戦する。

過去に鳴り物入りでプロ転向して世界王者になった日本人ボクサーたちのデビュー戦からの歩みを振り返る。

 

◆ロイヤル小林(国際) 72年ミュンヘン五輪フェザー級ベスト8。73年2月15日に8回戦でプロ47戦のバロン熊沢に判定勝ちしてプロデビュー。76年10月9日にWBC世界スーパーバンタム級王座を獲得。初防衛に失敗。東洋太平洋フェザー級王座は7度防衛。

◆平仲明信(沖縄) 84年ロサンゼルス五輪ウエルター級日本代表。85年3月24日、スーパーライト級8回戦で日本8位の横井一三に初回KO勝ちでデビュー。4戦目で日本同級王座を奪取して9度防衛。92年4月にロサリオ(プエルトリコ)を1回TKOで撃破してWBAスーパーライト級王座獲得も初防衛に失敗。

◆井上尚弥(大橋) 高校生史上初のアマ7冠を達成。12年10月2日、東洋太平洋ミニマム級7位オマヤオ(フィリピン)と8回戦で対戦して4回KO勝ち。4戦目で日本ライトフライ級王座を獲得。6戦目でWBC世界同級王座を獲得。その後、3階級制覇して、世界バンタム級4団体統一王者に。

◆村田諒太(帝拳) 12年ロンドン五輪ミドル級金メダリスト。13年8月25日のデビュー戦8回戦で、東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄に2回KO勝ち。17年10月にWBA世界ミドル級王座奪取。2度目の防衛戦でブラント(米国)に敗れたが、再戦で王座奪還。昨年4月にIBF王者ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦で敗れた。