前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が殴り込みをかけた世界スーパーバンタム級戦線で大きな波乱が起こった。WBA世界同級9位、IBF世界同級1位マーロン・タパレス(31=フィリピン)が無敗のWBAスーパー、IBF世界同級王者ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)に挑戦し、2-1(115-113、110-118、115-113)の判定勝利した。2本の世界ベルトを一気に奪った。同会場にはWBA世界同級1位亀田和毅(31=TMK GYM)も視察していた。

両者ともにサウスポースタイル。序盤からタパレスは挑戦者らしく激しい打ち合いを展開した。12回フルラウンドを戦い抜き、最後に競り勝った。

なおWBC、WBO世界同級1位井上尚弥(29=大橋)が7月25日、東京・有明アリーナでWBC、WBO同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)に挑戦することになっている。