日本ヘビー級王者の但馬ミツロ(28=KWORLD3)が、圧倒的な力で、5試合連続1回KO勝利を達成した。

同級(90・7キロ以上)8回戦でナビーン・バーマ(インド)相手に、試合開始から圧を与えた。開始わずか25秒で1度目のダウンを奪取。すぐさま、怒濤(どとう)のラッシュで2度目のダウンを奪い、最後もコーナーに追い詰め、相手の戦意を完全に消失させた。

「まだまだ物語は始まったばかり。5戦目、海外のプロモーター、海外の強い選手、誰もまだ僕のことを相手にしてくれない。もっともっとレコード築いて、みんなが見たいヤベーヤツの試合、俺は逃げないよ。いつだってやってやるよ」

興奮した様子でマイクを握った。

この日は、中国のヂャンがWBOヘビー級暫定王座タイトルマッチで勝利。アジア系初のヘビー級世界王者となった。ミツロは「僕もいける気がします」と自信をのぞかせた。止まらないKO勝利劇場。「僕しか見せられない景色がある。もっともっと盛り上げます」と快進撃を続けていく。