「カネロ」の愛称で親しまれる4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(32=メキシコ)が約12年ぶりの凱旋(がいせん)マッチで防衛に成功した。WBO世界同級暫定王者ジョン・ライダー(34=英国)と対戦し、3-0(118-109×2、120-107)の判定勝利を収めた。5回に強烈なワンツーでダウンを奪い、ライダーの鼻から流血させた。粘るWBO暫定王者を倒し切れなかったが、終始、試合の主導権を握った。

アルバレスがメキシコで試合をするのは11年11月以来、約12年ぶりだった。地元の英雄の凱旋(がいせん)マッチには約5万人の観客が集結。アルバレスは「これは歴史的なものだった。ファイト内容には満足している。ジョン・ライダーは強いファイターだった」とWBO暫定王者に敬意を表しつつ、久しぶりの地元マッチで勝利の味をかみしめた。昨年9月17日、ライバルのゲンナジー・ゴロフキン(41=カザフスタン)との3度目対決で判定勝利後、左手首の手術を決断。同10月に手術を受け、約8カ月ぶりのリングで復活を証明した形となった。

リベンジに燃えている。22年5月、WBA世界ライトヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボル(32=ロシア)に挑戦も、0-3の判定で敗れている。次なる標的をビボルに設定しており「我々は同じルールと条件でビボル戦を希望している」とリング上で対戦要求していた。