「ボクシングの日」にヘビー級ボクサー2人でデビュー戦で激突する。東日本ボクシング協会によって発掘され、今年3月にプロテスト合格したミスターケイ(本名・イヘグロ慶、30=渡嘉敷)と19年11月にプロテスト合格していた佐々木ホイップ(27=JBスポーツ)が19日、東京・後楽園ホールのメインイベントで対戦。18日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、ケイは98・5キロ、佐々木は100・8キロでそれぞれパスした。

ケイは武藤敬司、カズ・ハヤシらが運営したプロレス団体WRESTLE-1で練習生だった元レスラー。デビュー前に団体が解散となり、その後に社会人ラグビーに取り組んでいたが、28歳で渡嘉敷ジムに入門。ユーチューブでヘビー級ボクサーの育成方法を提唱していた元WBA世界ライトフライ級王者・渡嘉敷勝男会長のもとで技術を磨いてきた。リングネームも同会長から命名されたといい「海外でも通じる名前なので気に入っている」と歓迎した。

父がナイジェリア人、母が日本人というケイは日本ヘビー級の高山秀峰(スパイダー根本)のもとに通い、実戦トレを積んできたという。「週1~2回はスパーリングしてきた。(渡嘉敷)会長からは1回から全力でいけと言われている」と気合。デビュー日は1952年5月19日、世界フライ級タイトル戦が白井義男が日本人初の世界王者になったことで「ボクシングの日」と制定された日。ケイは「記念日の興行メインで緊張しますが、メインらしい派手な試合をしたいです」と期待を膨らませた。

一方、対戦相手の佐々木は高校時代、元柔道家で100キロ級や無差別級を主戦場にしていた。現在は柔道整復師や専門学校講師も務めている。4年前にプロテスト合格もコロナ禍で練習できず、昨年5月から本格的にボクサーとして活動再開。「コロナで辞めようと思っていた時期もあるので、今は不思議な気持ち」と感慨深げ。体重はケイよりも上回ったが、身長は佐々木が178センチに対し、ケイは184センチと大きい。佐々木は「ヘビー級は自分よりでかい人しかいないと思っている。体格では負けているので、気持ちで負けないようにしたい」と意欲満々。色白でホイップ好きということから所属ジムの山田武士トレーナーから命名されたというリングネーム「佐々木ホイップ」としての初陣を楽しみにしていた。