「キング・オブ・ストロングスタイル」中邑真輔が悪の集団「ザ・ジャッジメントデイ」の“闇連係”に屈した。

同集団のリーダーとなるフィン・ベイラー(元プリンス・デヴット)とのシングル戦に臨んだが、因縁ある敵セコンド、ダミアン・プリーストの介入をきっかけに大きなダメージを負い、11分29秒、クーデグラ(ダイビング・フットスタンプ)を浴びて3カウントを許した。

19年7月のWWEインターコンチネンタル王座戦以来となる両者のシングル戦だった。前回は中邑が同王者ベイラーを下していたが、今回は悪の集団たちによる連係を分断できずに負けた。ベイラーのクーデグラを回避し、後頭部にヒザ蹴りを打ち込んでダメージを与えたものの、敵セコンドのプリーストによってベイラーは場外で回復。中邑が介入してきたプリーストにエルボー連打、クローズラインで防護壁の外に排除した直後、ベイラーのドロップキックを後頭部に浴びてしまった。大きなダメージを負った中邑はベイラーにリングへと戻されると、最後はクーデグラでトドメを刺され、フォール負けを喫した。

前週のWWE番組ロウ・トークでは、インタビューを受けている中邑がプリーストから世界ヘビー級王座トーナメント1回戦となる3WAY戦でセス・ロリンズにフォール負けを喫したことを非難され、中邑も負けじと6日のプレミアム・ライブイベント、バックラッシュ大会でアーティストのバッド・バニーに負けたプリーストに向けて「バニーに負けたように泣くつもりなのか」と挑発的な言動で応戦。両者の間にベイラーが仲裁に入り、中邑とのシングルマッチを提案。約3年10カ月ぶりの中邑-ベイラーのシングル戦が実現していた。