同級2位堤駿斗(23=志成)が国内最速3戦目での同王座獲得に成功した。

世界挑戦の経験を持つ同級3位ジョー・サンティシマ(27=フィリピン)と拳を交え、3-0の判定勝利。田中恒成、清水聡の4戦目を超える国内最速でアジア王座を手にした。22年7月のプロデビューから約10カ月で初タイトルを獲得した。

ダウンこそ奪えなかったものの、左ジャブからの右、左フック、右アッパーで圧倒。ジャッジ1人がフルマークという完勝劇だった。アマ13冠の実力を発揮し「ダウンは取れなかったが明確な勝利。(最速の)実感はないが勝てば自然と記録がつく。眼前の試合を乗り越えれば世界王者になれる」と笑顔。国内最速4戦目の世界王座奪取という可能性を残したが「自分自身のペースでしっかりやる。プロ4~6戦目で化けられる」と先を見据えていた。