無敗の人気格闘家で今年4月にプロボクサーとして白星デビューを飾った日本スーパーバンタム級7位那須川天心(24=帝拳)が9月中旬、首都圏で2戦目に臨むことが決まった。

7日、所属ジムの本田明彦会長が明らかにした。なお同興行には、WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)、WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(25=M・T)のダブル世界戦も組まれる豪華イベント。いずれも対戦相手は今後、発表される。

9月中旬の2戦目が決まった那須川は同日、千葉・成田市内で臨んでいる走り込み合宿を公開した。4日から1週間の予定で、同門となるWBC世界ライトフライ級2位岩田翔吉(27)、日本バンタム級4位増田陸(25)、日本スーパーフェザー級3位波田大和(26)、日本ライトフライ級13位・高見亨介(21)、アマ58勝23敗の実績でプロデビュー4連勝中の嶋田淳也(25)とともに中村正彦ストレングス&コンディショニング・コーチのもと、起伏の激しいゴルフコースを走り込み、下半身強化を図った。

4月8日の白星デビュー後、那須川は2~3週間の休養を経て、5月から本格的なジムワークを再開している。今回は格闘家人生初という走り込み合宿を経験し「全身が筋肉痛ですが、それは成長しているということ。前回のデビュー戦でMAXの那須川天心をみせたわけでなく、ボクシングの『ボ』の字ぐらい。日々の生活で強くなっていると思います」とプロ2戦目を見据えながら走り込みを継続していた。