新潟を拠点に活動する新潟プロレスが25日、三条大会を新潟・三条市厚生福祉会館で開催する。メインイベントのタッグマッチ「電流爆破バットデスマッチ」では新潟無差別級王者のビッグ・THE・良寛、若獅子菊水杯王者の鈴木敬喜(28)組が、大仁田厚(FMWE)・雷神矢口(浅草プロレス)のタッグと対戦する。

新潟プロレスでは初の「電流爆破」は有刺鉄線で巻いた金属バットを使う。コーナーに設置したスイッチを入れるとバットに電流が流れ、そこに衝撃を与えると爆破が起こる。

デビュー10年目を迎えた良寛、5年目の鈴木はともに初のデスマッチ。もちろん電流爆破も経験はない。しかも相手はデスマッチの“カリスマ”大仁田だが、良寛は「新潟魂で返り討ちにする」、鈴木も「自分のスタイルを貫く」。シングルの現役王者の2人には気後れはない。

昨年8月の新潟大会でストリートファイトの6人タッグマッチに出場した大仁田が「次は電流爆破をやらせろ!」と要求。当時、大仁田と対峙(たいじ)したシマ重野(49)はケガで療養中で、新潟プロレスの王者コンビが対戦に名乗りを上げた。鈴木は「無駄なことを考えずにド派手に勝って終わる」、良寛も「売られた分、倍にして返す。大仁田選手をたたきつぶして、三条のみなさんに喜んでもらう」と勝利宣言をした。【斎藤慎一郎】

◆新潟プロレス・三条大会 6月25日、三条市厚生福祉会館で開催。電流爆破バットデスマッチをメインに、グレート小鹿(大日本プロレス)、松山勘十郎(大衆プロレス松山座)らも参戦する。開場午後2時15分、午後3時開始予定。前売り券の購入、問い合わせは新潟プロレス事務局電話025・288・5255。Eメールhorizon@csc-coverwrap.co.jp