元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(53)の次男、寿以輝(27=大阪帝拳)が5日、大阪市内で2年9カ月ぶりの復帰戦に向けて、前日計量をクリアした。2勝(2KO)1敗の山原武人(23=泉北)とのフェザー級ノンタイトル8回戦(大阪、エル・シアター)に向けてリミット57・1キロから400グラムアンダーの56・7キロ。56・9キロの山原とともに一発クリアした。
寿以輝は「減量はバッチリです。最低でもKO勝ち、そのために練習してきた。最高は(パンチを)もらわずに勝つこと」と力強く宣言した。
寿以輝は、15年4月のプロデビューから13連勝を飾った。日本スーバーバンタム級7位まで駆け上がり、タイトル戦を視野に入れていた。しかし20年11月の今村和寛(本田フィットネス)戦で左目上をカットして負傷引き分け。戦績は13勝(9KO)1分けのまま、コロナ禍に、けがも重なってブランクを作った。
山原戦は、2年9カ月ぶりの復帰戦になる。久しぶりの本番リングになるが「スパーと実戦は違うので。実戦のほうが得意」とにやり。
計量後は妻の優さん手作りの参鶏湯(サムゲタン)を食べて、体力の回復に努めた。「嫁(優さん)のほうが緊張しているかもしれないですね。まずはしっかり目の前の試合。それしか考えてない」と必勝を誓っていた。【益田一弘】

