プロボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)の幼なじみで元Jリーガーの山口聖矢(29=大橋)が30日、東京・後楽園ホールでボクシングデビューを果たす。東京・後楽園ホールで加藤蓮(22=岐阜ヨコゼキ)とのライト級4回戦を控え、29日には東京・ボクシングコミッションで前日計量。リミット(61・2キロ)より100グラム少ない61・1キロでクリア。対戦相手の加藤は60・3キロでパスした。
計量には井上尚弥、WBA世界バンタム級王者井上拓真(27=大橋)の世界王者兄弟の付き添いで出席。「減量はナオ(尚弥)たちが教えてくれたので結構、順調にいきました。水抜きもしないと聞いていたので、1週間前で何キロと教えてもらって合わせていました」と約10キロの減量に成功したと明かした。J3相模原などでJリーガーとしてプレーしていたが「(ボクシングデビューが)今は楽しみが大きいです」と声をはずませた。
所属ジムでは井上兄弟と一緒の時間帯で練習するケースも多く、フィジカル合宿も一緒している間柄。山口は「いつもみているので、雰囲気も感じつつ、自分なりにできたら」と初リングに自然体を貫く構え。「前に出て積極的に、倒すか倒されるかぐらいの気持ちでやりたいです。4ラウンドしかないから積極的にいくようにとナオからも言われている。やるからには勝って、面白い試合したい。やっぱりやるからには倒して勝ちたい」と言葉に力を込めた。
山口は尚弥とは幼稚園の年少からの付き合い。長い間、井上兄弟、兄弟のいとこ浩樹(31=大橋)ともロードワークや合宿などを一緒にやってきた間柄。18年いっぱいでJ3相模原を退団後、2年間は実家が営む自動車整備会社に勤務し「何も(スポーツを)していなかった」とという。昨年1月、年始に井上と会った際にボクシング転向を勧められ、井上の父真吾トレーナーからボクシングを習いはじめた。そして昨年11月、プロテスト(C級=4回戦)を受験し、合格していた。
◆山口聖矢(やまぐち・せいや)1993年(平5)9月2日、神奈川・座間市生まれ。サッカー時代のポジションはDF。FC厚木-山梨学院高-関東学院大を経て、16年に北信越リーグ1部サウルコス福井に加入。17年からJ3相模原に入団し、17年6月の藤枝MYFC戦でプロデビュー。J通算出場は1試合0得点。昨年11月にC級(4回戦)プロテストを受験し合格。身長173センチの右ボクサーファイター。血液型はA。

