プロボクシング日本フェザー級王者松本圭佑(24=大橋)が2冠王者を目指して出陣する。30日、東京・後楽園ホールで同級1位リドワン・オイコラ(26=平仲BS)との初防衛戦に臨む。WBOアジア・パシフィック同級王座決定戦も兼ねるダブルタイトル戦に向け、29日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。リミット(57・1キロ)より100グラム少ない57・0キロでパスしたオイコラに対し、松本はリミットでクリア。計量後には握手も交わして健闘を誓い合った。
昨年9月から日本でハイペースに試合をこなし、日本1位までランキングを上げてきたナイジェリア出身の挑戦者に対し、松本は「身体つきが良くて練習しているなと思った。それは今までの選手と変わりないこと。自分のボクシングの徹底を意識して。自分の持っている力を全部出す感覚でいこうと思っている。技術戦になると思う。ジャブの差し合い、足使うイメージが強いが出てくるところは出てくる。技術で勝負したい」とプランを口にした。
4月の元王者佐川遼(三迫)との日本同級王座決定戦は10回まで戦いぬいて新王者となった。豊富なスタミナとキレ味十分なパンチをみせ、あらためて能力の高さをみせた。松本は「10回を経験して自信になった。メンタルとスタミナの自信はついた。早くオイコラ選手の動きを察知して対応できるか。KOになるのであれば早く順応できればカウンターで良いパンチが当てられると思う」と静かに燃えていた。
一方、日本同級1位オイコラは今年5月、北海道で臨んだ直近試合で替え玉ボクサーと対戦して騒動となり、クローズアップされていた。オイコラは「替え玉とは分からなかった。しかし、これはもう終わった話だ。今は目の前の試合に集中している」と真顔で反応。王者松本を王者として敬意を表していると強調した上で「明日は100%の力を出し、ベストを尽くす。良い試合にしたい。明日は勝って王者になる」と自信をのぞかせていた。

