前IBF世界スーパーフェザー級王者で現IBF世界同級6位の尾川堅一(35=帝拳)が世界前哨戦を勝利で飾った。
対日本人2戦2勝の東洋太平洋ライト級15位マービン・エスクエルド(28=フィリピン)とのスーパーフェザー級10回戦に臨み、3-0(98-92、99-91×2)の判定勝利を収めた。
序盤から右ストレートを打ち込んだ尾川は偶然のバッティングで左目上と眉間をカット。流血しながらも最後まで左フック、右ストレートでエスクエルドの顔面を打ち抜き、最大8ポイント差をつける快勝劇をみせた。昨年6月、英カーディフでジョー・コルディナ(31=英国)に2回KOで敗れて世界王座陥落後、昨夏には古傷だった右肩を手術。今年4月に再起戦勝利を飾り、今回は20年10月以来、約2年11カ月ぶりの「後楽園メイン」登場となっていた。
再起2戦目を世界前哨戦ととらえ、KOを狙っていた尾川だけに「フックが単発だった。もっとやれる自信はあるが、アピールが足りない」と厳しめに自己評価した。ベルトを奪われた現IBF王者コルディナの動向は常に注視しながら、世界王座返り咲きのチャンスを待ち構える。

