WWE女子王者イヨ・スカイが元女子王者アスカとの日本人対決を制し、ベルト防衛に成功した。WWE女子最高位王座戦では初となる日本人対決は19分30秒、スカイが背後からのダブルニー、とどめの月面水爆(ムーンサルト)でマットに沈めた。

スカイは同じユニット「ダメージCTRL(コントロール)」のベイリー、ダコタ・カイをセコンドにつけて登場。リングサイドで「女王様」シャーロット・フレアーが見守る中、ロックアップからスタート。スワンダイブ式ミサイルキックを2度成功させたスカイはダブルストンプ(踏みつけ)、ダブルニーを成功させた。アスカのキック技や関節技に苦しめられながらも掌底で反撃。さらに場外に回避したアスカに向けて場外ムーンサルトを決めた。

しかし試合巧者のアスカに捕まり、アスカロック(羽根折り式胴絞め裸絞め)で追い詰められると、ベイリーのアシストでスカイはロープに足が届いた。ロープブレイクとなると、ベイリーがフレアーからのエルボーで排除。驚いて場外をみつめるアスカの後頭部へと強烈なダブルニーを放ってマットに転がすと、ムーンサルトで3カウントを奪ってみせた。

試合後、スカイは「私がチャンピオン!」「私が勝った。王座を守った。アスカに勝ったよ。私はジーニアス・オブ・ザ・スカイ」とSNSを通じて日本人対決を制した喜びを報告していた。