プロボクシングの東日本新人王決勝のカード発表会見が28日、東京・後楽園飯店で行われた。大橋ジムからは今大会最多の4選手が決勝に進出。ミニマム級の北野武郎(19)、ライトフライ級の磯金龍(22)、フライ級の山田龍斗(27)、フェザー級の山川健太(19)が登壇した。大橋ジムのトレーナーで元日本フライ級1位の北野良氏の長男、武郎は杉浦義(20=協栄)と拳を交える。「東日本新人王をしっかり勝って全日本新人王につなげたい」と意気込んだ。

昨年8月にデビューし、初挑戦の新人王で決勝までたどり着いた磯金は今年はじめに新人王出場メンバーで合宿した結束感を強調。早坂峻(19=横浜光)との決勝を控え「みんなで勝って東日本新人王になりたい」と言えば、準決勝でプロ初勝利を挙げて勢いに乗る山田は戦績では上の相手、高熊龍之介(25=松本ACE)に宣戦布告。「ジムの先輩である(元日本スーパーフェザー級王者)岡田誠一さんのような男らしい熱い試合をみせます。優勝して下克上してみせます」と力強く宣言した。

同門の先輩となるWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30)のスパーリング相手を務めるホープ山川は牧田健之介(22=RK蒲田)との決勝に向け「この試合も圧倒して勝ちたいと思う」。3連続KO勝ちで東日本新人王を制する決意を示した。