プロボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30)、WBA世界バンタム級王者の弟拓真(27)が29日、世界戦に備えた約1週間のジム内合宿を打ち上げた。

いとこのWBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者井上浩樹(31=すべて大橋)も加わり、横浜市内の所属ジムでフィジカルとボクシングのメニューを組み合わせたトレーニングを消化。八重樫東、鈴木康弘両トレーナーの指導で、肉体のベースをつくりあげた。

井上は12月開催予定のWBAスーパー、IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)との4団体統一戦を想定。自身のSNSには「1週間の集中強化トレーニングが終了しました!! 良いトレーニングが出来て12月に向けてスイッチオン 参加してくれたみんなありがとう!!」と気持ちを切り替えた心境をつづった。

弟拓真は11月15日、東京・両国国技館で同級6位の元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(31=フィリピン)との初防衛戦を控えている。所属ジムの大橋秀行会長(58)は「これからはスパーリングで猛トレーニングが始まります」と今後の日程を明かしていた。