WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級4位の梶颯(26=帝拳)が約1年4カ月ぶりの再起戦を7回TKO勝ちで飾った。21年全日本同級新人王の篠田将人(27=山木)との52・7キロ契約体重8回戦に臨み、左フック一発で倒して7回2分42秒、TKO勝ちでカムバック。「久しぶりの試合で心と体が一致しない感じで緊張しましたが、左フックで倒せると思っていた」。勝ち名乗りを受けた梶は、ほっとした表情を浮かべた。

21年10月に日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座、22年8月に日本同級王座に挑戦したものの、いずれもベルトをつかむことはできなかった。再起を誓い、1年以上近くかけ、身体のメンテナンスやメンタル面の強化も図り、復活を目指してきた。そして、カムバック勝利を決める一発は、新人王時代から「打つタイミングがいい」とほめられていた左フックだった。

タイトル挑戦はいずれも王者となる相手がサウスポーだった。今回、タフなサウスポー篠田を倒したことで、1つの「課題」をクリアできた手応えもあった。梶は「帝拳ジムの選手やトレーナーが声やアドバイスをくれて頑張ろう、と思えた。今後は『自分』というものをしっかり持っていきたい。自分の持つパターンやタイミング、持ち味を生かして戦っていきたい」と決意を新たにしていた。