日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦で、同級王者坂井祥紀(32=横浜光)が2度目の防衛に成功した。同級4位シーサー皆川(31=平仲BS)の挑戦を受け、3-O(95-94、96-93×2)の判定勝利でベルトを守り切った。3回に左でダウンを奪うと、4回には偶然のバッティングで右目上とカット。皆川も額をカットし、両者ともに流血する中、スタミナで勝る坂井が終盤に積極的に右オーバーハンドを打ち込み、血染めの勝利を挙げた。

4回には皆川の左アッパーにぐらつき、挑戦者の意地をみせつけられたものの、「うまいと思ったが動じなかった。本当に相手に惑わされないように自分を貫いて、あとは心が折れないようにしました。アッパーはビックリしましたが、心が折れずよかった。試合が良い経験になったと言いたいですが、もっと喜ばれる試合がしたいですね」と振り返った。

4月に重田裕紀(ワタナベ)との同級王座決定戦で2回TKO勝ちして新王者になった坂井は、9月に元WBOアジア・パシフィック・ミドル級王者の能嶋宏弥(薬師寺)を下して初防衛に成功。皆川戦もクリアし、23年はタイトル戦3連勝で終えた。既に、来春には最強挑戦者を迎えるチャンピオンカーニバルで、日本同級1位の元アジア2冠同級王者の豊嶋亮太(帝拳)との3度目防衛戦が決定している。

その豊嶋には21年12月に王座挑戦し、判定負けを喫した。次回は立場は変わっての再戦となる。リベンジに燃える坂井は「明日からマインドは次の試合のことを考えたい。僕は挑戦者の気持ちでいます。泥くさくても勝ちを拾っていきたい」と24年を見据えていた。