プロボクシング史上2人目となる2階級での4団体統一に成功したWBAスーパー、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)の快挙に、米メディアも絶賛の嵐は起こっている。

米スポーツ局ESPNは「井上尚弥はただ強敵に勝っているだけではない。階級は年々増加しているにもかかわらず、彼は自分の部門で最高のファイターを打ち負かしている」との記事を電子版で掲載した。

ボクシングを担当するマイク・コッピンジャー記者は「井上尚弥の偉大さを一言で言い表すのはますます困難になっている」「井上には言い訳が必要ない。彼はただ勝つだけだ」などと記事内で絶賛。ESPNが独自で選定しているパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)でもテレンス・クロフォードに続き、2位にランクされているが「彼が1位であるという十分な議論がある」と記述した。

さらに創刊100年の歴史と権威のある米老舗専門誌ザ・リングは「井上は2階級の絶対王者となった」「23年にわずか2試合だけで新たな階級の王者となった。ファイター・オブ・ザ・イヤーの有力候補となった」と井上勝利の記事内で記述。今年7月に史上初の2階級での4団体統一に成功したテレンス・クロフォード(米国)と、その栄誉を争う存在になったと強調した。

ザ・リングが最初にPFPランキングの選定を開始したことで知られる。現在、PFP1位はクロフォード、2位に井上がランクされている。記事内では「誰がファイター・オブ・ザ・イヤーとPFP1位の座にふさわしいかについて議論を始めましょう」とも。井上が昨年6月に続き、PFP1位に返り咲く可能性もありそうだ。