プロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(M・T)が26歳の誕生日を迎えた2日、神奈川・相模原市内の所属ジムで始動した。2月24日、東京・両国国技館でWBC世界バンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ(27=メキシコ)への挑戦に向け、ミット打ちやサンドバッグ打ちで汗を流した。「26歳も、まだまだ成長です。それを発揮しやすい階級になっています」と宣言した中谷は24年の目標としてサンティアゴ戦で懸かる国内7人目の世界3階級制覇を掲げた。

昨年大みそか、1月1日と丸2日間、ゆっくり休んだという中谷は心身のスイッチが入った様子。「対戦相手にフォーカスして、結果として3階級制覇ができれば。新年になり、より気持ちが引き締まりましたし、26歳になって3階級に挑戦することになる。良い年になると思う」と気持ちを高揚させた。

29日(日本時間30日)には米スポーツ局ESPNの年間最優秀KO賞受賞が発表された。昨年5月、米ラスベガスで元王者アンドルー・モロニー(オーストラリア)とのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で計3度のダウンを奪い、12回KO勝利。最後のダウンを奪った強烈な左が高く評価されての受賞となった。

中谷が「素直にうれしかったです。相手あってのボクシングですが、それなりに作り込み、思い描いた情熱を良い形で発揮し、評価してもらえました。見ている方に頑張れば何かできることを1つの形として残せたかなと思います」と声をはずませた。

昨年12月からスタートさせてスパーリングは計37ラウンドを消化。4日には渡米し、ロサンゼルスで師事するルディ・エルナンデストレーナーのもとで約1カ月間、トレーニングを積む予定となっている。