WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦で、同級王者昼田瑞希(27=三迫)が2度目防衛に成功した。東洋太平洋ミニマム級4位パク・ヒジョン(38=韓国)の挑戦を受け、6回1分45秒、TKO勝ちを収めた。2戦連続のTKO勝ちとなった昼田は「みなさんが期待してくださっているのは(KOだと)分かっていて。気にしすぎるのは良くない。みなさんの期待に応えたいバランスを取るのがすごく大変だったけど良い経験になりました」と安堵(あんど)の表情でベルトをみつめた。

サウスポースタイルの昼田はパワフルなパクに対し、ぐいぐいと左拳をねじ込んだ。強烈な左ストレートでパクの顔を何度もはね上げると、迎えた6回、顔面に連打の嵐。そのままレフェリーストップ勝ちとなり「タフなのは分かっていて気持ちは強いし、簡単には倒れないと分かっていたし、怖かった。でもしっかりイメージトレはしてきました」と納得の表情だ。

試合コスチュームはデスノートのヒロイン「ミサミサ」をイメージしたブラックのボンデージ風だった。昼田は「ミサミサになりたくて、ぶりっこしました」と笑顔。最後は涙ながらに「本当に大変だなと思うこともいっぱいありますが、大変だなと思うことも幸せだなと。夢を追うことは当たり前じゃない。お父さん、お母さん、いつもありがとう。会う度に『いつ辞めるの?』と聞いてくるけど、もう少し夢を追いかけたい。もう少し応援してください」とお願いしていた。

昼田は昨年6月のケーシー・モートン(米国)との初防衛戦で1回1分3秒、TKO勝ち。日本人世界戦最速記録となる63秒殺をマークしていた。【藤中栄二】