アマ10冠でプロボクシングWBOアジア・パシフィック・フェザー級1位の藤田健児(30=帝拳)が“アンタッチャブル”な内容での初タイトル奪取に自信をみせた。
第10回WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT(20日、東京・後楽園ホール)での同級2位ジョセフ・アンボ(27=フィリピン)との同級王座決定戦を控えた19日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で計量に臨み57・0キロでクリア。「触らせずに、倒す」と宣言した。
現在、プロ5勝(3KO)無敗。21年6月のプロデビューから約2年半でのタイトル戦も「プロ入りまで間隔があったし、コロナで1年もデビューできず、ここまでたどりつくまで時間がかかった」。くしくも計量の行われた19日は30歳の誕生日。「あと何年もできるわけではない」と気を引き締めた。
昨年10月に行われた世界挑戦経験がある東洋太平洋同級9位ジョー・サンティシマ(フィリピン)との試合は、初回にダウンを奪っての大差判定勝ちも、倒し切れなかった。「倒しにいくと浮きやすい打ち方をしている。その修正を前回から一番やっている」。徹底した走り込みでも自信をつけた。
今回の相手のアンボは13勝(8KO)3敗1分けで、パンチ力もあるが、ずっと上を見据える藤田にとっては踏み台にすぎない。「下の階級から上がってきた選手で線の細さを感じた。めちゃくちゃ強い相手じゃない。触らせずに倒す。明日を皮切りに、世界の扉を開けていく」。初タイトル獲得で、一気に世界へ飛躍する決意だ。【首藤正徳】

