プロボクシングWBA世界バンタム級9位ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)が18日、来日した。24日、東京・両国国技館で同級王者井上拓真(2=大橋)に挑戦するため約1週間前となる同日、約4時間のフライトでフィリピンから日本に移動。米ラスベガスとフィリピンで調整を続け、スパーリング数は約500ラウンドに到達したという。
アンカハスは「今、フィリピンは世界王者が不在。自分もここでベルトを取って帰りたいという強い意気込みを持っている。自分の強い思いが武器になる」と強い意気込みを示した。
当初、昨年11月15日に予定されていたカードだったが、井上の左第10、11肋骨(ろっこつ)を受けてスライドした一戦。メインイベントに組まれている。時間をかけて井上対策を練ってきたようで「井上選手は良い選手で、兄(尚弥)と同じようなスタイル。彼のためにも良い試合をするつもりだ。良い試合になるように期待している。KOで勝てればより良い」と気合を入れた。
元IBF世界スーパーフライ級王者時代は9度防衛に成功。21年大みそかには1度、当時のWBO世界同級王者井岡一翔(志成)との王座統一戦も決定。コロナ禍で中止となったものの、井岡の対抗王者としても有名だった。世界2階級制覇を狙うチャレンジとなるアンカハスは「過去(スーパーフライ級時代)には体重を落とすのに苦労したが、今はバンタム級で無理せずに落とすことができる。頑張ります」と充実の表情を浮かべていた。【藤中栄二】

