プロボクシング元IBF世界スーパーフライ級王者で現WBA世界バンタム級9位のジェルウイン・アンカハス(32=フィリピン)が20日、東京・新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。

24日に東京・両国国技館で同級王者井上拓真(28=大橋)に挑戦する。シャドーボクシング、ジョベニ・ジュメネス・トレーナーとのミット打ち、サンドバッグ打ち、パンチングボール打ちを披露。公開練習には大橋ジムの大橋秀行会長(58)、井上の父真吾トレーナー(52)が視察した。

同会長は公開練習前、昨年11月15日の試合が井上の右肋骨(ろっこつ)骨折で2月24日にスライドされたことをアンカハスに謝罪。「問題ないです」と返答されたという。IBF世界スーパーフライ級王者として9度防衛してきた元V9王者の動きを確認。22年2月と同年10月に同王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に連敗しているが「最後は減量苦で負けたようなもの。減量から解放されて、今が一番強いのではないか」と分析した。

ミット打ちなどに熱視線を送り「パンチもリズムカルでスナップが効いている。拓真にとっては過去最高の強敵。怖い相手だよね。練習を見る限りでは、穴がない。良いところしかみえない」と警戒した。醸し出すオーラも伝わっているようで、自らが対戦した無敗の元世界2階級制覇王者リカルド・ロペス(メキシコ)、弟子の元世界3階級王者八重樫東が対戦した元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の名を挙げ「長年やっていて受ける感じの(オーラ)がある。相当強いよね。リカルド・ロペス、ロマゴン(ゴンサレス)、そういうレベルではないかと思う」と気を引き締めていた。