立ち技格闘技のK-1は20日、「K-1ワールドMAX」(3月20日、代々木第1体育館)で行われる「70キロ世界最強決定トーナメント開幕戦」に参加する選手2人を追加で発表した。

あらたに参戦が決まったのは「ムエタイの死神」と恐れられるタナンチャイ・シッソンピーノン(タイ)と、元プロボクシング日本スーパーウエルター級暫定王者・中島玲(フリー)。

25歳の中島は高校時代にボクシングを始め、アマチュアで実績を残すも、2016年に交通事故で首の骨を折る重傷を負った。そこから3年のリハビリを経て奇跡の復活を果たし、19年にボクシングプロデビュー戦で判定勝利を収めた。総合格闘家の宇佐美正パトリックやK-1参戦の宇佐美秀メイソンと親交があり、ともに刺激を与え合う関係だという。

23年4月には、ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅ファウンダーがプロデュースした「3150 FIGHT SURVIVAL vol.4」の日本スーパーウエルター級暫定王者決定戦で、同級2位の加藤寿をTKOで下し、暫定王者となった。

過去K-1に挑戦したボクサーは多いものの、最初はローキックに苦しむ傾向がある。しかし中島は、幼少時に空手とキックボクシングを習っているため、蹴りへの苦手意識は少ないと思われる。今回の挑戦で、どんな姿が見られるか注目される。

また22歳のタナンチャイは、この階級の次世代エースとみられており、世界トップクラスの実力を持つ。185センチの長身から繰り出される正確な蹴り技、パワフルなパンチで「死神」とも呼ばれている。

ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)スーパーウエルター級トーナメントで優勝した経験があり、昨年12月はマーウェン・ハウィリをロープにくぎ付けにしてパンチの連打で、失神KOに追い込んだ。またシュートボクシングの海人を判定で下したペットモラコットから勝利を収めたこともあり、今回のトーナメントで優勝すれば、さらにその名を広めることになりそうだ。

70キロ世界最強トーナメントに参加する選手はこれで16人中14人が発表された。