「××STYLE」と「DOOMスタイル」がまさかの融合を果たす可能性が出てきた。

全日本プロレス後楽園大会で3冠ヘビー級王座戦が行われ、王者・中嶋勝彦(35)が挑戦者・斉藤ジュン(37)を退けて4度目の防衛を果たした。

中嶋はジュンのパワーに押され、チョークスラムやスピアーでフラフラとなったが、得意のキックで挽回。最後は18分11秒、張り手からのノーザンライトボムで3カウントを奪った。

中嶋はトレードマークになりつつあった「闘魂スタイル」という言葉の使用について、故アントニオ猪木氏の肖像権を管理する猪木元気工場(IGF)から警告を受けている。

そのため、この日は「闘魂」の文字の上からテープを貼り、背中の文字が「××STYLE(読み方はバツバツスタイル)」となったガウンで入場。試合後には「斉藤ブラザーズのDOOMスタイル。そしてオレのバツバツスタイル。一緒に組んだらいいと思わないか?」と話し、ジュンとセコンドについた弟レイにまさかの提案を行った。

斉藤ブラザーズは即座に拒否するジェスチャーを見せたが、“外敵”と大人気の兄弟との合体を心配するファンから「ダメダメ!」という悲鳴やブーイングが上がった。

思えば中嶋はこの防衛戦に至るまでに、星条旗模様のネクタイを締めたり、星条旗のワッペンがついたMA-1ジャケットを着用したりと、斉藤ブラザーズのルーツの1つでもある米国をリスペクトし続けてきた。

現在、全日本でもトップの人気を誇る斉藤ブラザーズの力を加えれば、王道マットに敵はいないと考えたのか。斉藤ブラザーズとの合体は、少し前から念頭にあったとみられる。

中嶋は試合後のリングで「全日本プロレス、明るく、楽しく、激しい、全日本プロレスさんよ。元気が足りねえよ! 元気に、ばかに戦う、バツバツスタイルの中嶋勝彦が今もなお、3冠ベルトを持っている。いつ何時も全日本プロレスの挑戦を受けてやる!」と宣言。すると3冠ベルト挑戦に意欲を燃やす若手のホープ安斉勇馬が登場した。

中嶋は「おい諏訪魔! スーパールーキーの陰に隠れて何やってんだよ」と諏訪魔を挑発。その後、安斉に向かって「(3冠挑戦は)お前がか、それとも諏訪魔を連れて2対1でやるか。オレはどっちでもいいぞ。お前の力でオレの首、かき切ってみろ!」。斉藤ブラザーズとの合体に手応えを感じているのか、余裕の表情を浮かべた。【千葉修宏】