先月31日に84歳で亡くなった日本ボクシング連盟前会長の山根明さんが設立したWYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ)世界ヘビー級チャンピオンの高橋知哉(36)が22日、大阪市内で会見を開いた。山根さんから会長職を引き継いで新会長に就任し、4月6日にしのぶ会(京都・KBSホール)を営むと発表した。

同団体は山根さんが2019年、「フリーのプロボクサーが日本で戦える環境をつくりたい」と設立。同年に初大会を開き、高橋が世界ヘビー級初代王者に輝いた。

20年には高橋がWYBC、WBF(世界ボクシング基金)世界ヘビー級タイトルマッチに勝利し、WBF世界ヘビー級のタイトルも手に入れた。

高橋は山根さんから「ワシにもし何かあれば、お前が会長としてやっていけ」と言われていたことを明かし、新会長就任を宣言。「会長の言っていたことを崩さずにやっていきたい。WYBCを大きくして、若い子が輝ける場所を作りたい」と話した。体調面でJBCのライセンスを得られず、腐っていた時期に道を作ってくれたこともあり、「会長のおかげで世に出れた。団体を続けていくのは使命」と決意を述べた。

昨年9月には、18日に行われた格闘技イベントBreakingDown(ブレイキングダウン)11大会のオーディションにも参加したが、「誰も俺とやろうって言わんかった」。結局、試合は成立しなかったが「WYBCのためなら、広告塔にもなる。それが仕事」と、今後もオファーがあれば参加するつもりだ。

しのぶ会では興行は行わず、生前の山根さんの映像や愛用品を展示する。数百人規模の予定で、山根さんと交友があった演歌歌手の美川憲一やタレントのはるな愛などにも案内を送るという。