ボクシングのトップアマ大橋蓮(22=東農大3年)が大橋ジムからプロ転向すると14日、発表された。来月にプロテスト(B級=6回戦)を受験する予定。同日に横浜市の大橋ジムで大橋秀行会長(59)とともに記者会見し「フェザー級ぐらいで勝負していこうと思う。必ず世界王者になりたい」と強い決意を口にした。大学は1月限りで中退し、プロに専念する。
22年全日本選手権でライト級優勝&最優秀選手受賞、国体優勝するなど実績十分な身長170センチのサウスポー。アマ時代から左ストレートが武器で注目を集めてきた。昨年は所属していた東農大ボクシング部が違法薬物問題に揺れ、7月から無期限の活動停止処分を受けるなど大学でジムワークもできない日々を味わった。OBを通じ、何とかプロのボクシングジムで自主練習を続け、23年も全日本選手権にライトウエルター級に出場。しかし準決勝敗退で3位になったことで「農大がいろいろあり、もう一時はボクシング引退するという考えだったが、昨年の全日本選手権ですごく悔いが残る試合をしてしまった。これで辞めるのは僕の中で不完全燃焼。プロの方が自分の得意の左ストレートを発揮できるかなと思った」と説明。昨年12月にプロ転向を決断したという。
大橋会長によると設立30年を迎えた大橋ジムで大橋姓の選手がジム入門するのは初めて。同じ名字ということもあり、大橋会長は「同じ姓なので、とても思い入れがある。血縁関係はまったくないですが、私の『隠し子』ですと。同じ名字なので期待している。必ず世界王者になってほしい」と熱いエールを送った。さらに最大の武器となる左強打を高く評価しており「すごい左ストレートにパンチがある。KOはプロボクシングで華なので、生かしてもらってワンパンチで沈められるような、目の離せないスリルのある王者になってもらいたい」と大きな期待を寄せていた。【藤中栄二】

