ボクシングIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)が「不動心」で世界戦3連続KO勝ちを狙う。31日に名古屋国際会議場で行われる同級6位ジェイク・アンパロ(26=フィリピン)との2度目防衛戦を控え、30日に名古屋市内で前日計量。1発クリアし、3日前に変更された挑戦者をKOで仕留める意欲を示した。またWBC同級王者の重岡優大(26=ワタナベ)と挑戦者の同級6位メルビン・ジェルサエム(30=フィリピン)も計量をパスした。

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21秒間のフェースオフ(にらみ合い)を終えた重岡銀は、自信の表情を浮かべた。リミットより100グラム少ない47・5キロで計量をクリア。300グラム少ない47・3キロでパスしたアンパロを横目に「あくまで自分はKOを狙う。自分らしいボクシングができたら」と堂々と宣言し、世界戦3連続KO勝ちへの意識を高めた。

25日夜に当初の挑戦者だった同級9位アルアル・アンダレス(24=フィリピン)の体調不良による欠場を知った。「生きた心地がしなかった。正直、メンタルはきつかった」。揺れる心を支えるように、練習と減量に没頭した。28日に代替挑戦者にアンパロが決まり「超うれしかった」と安堵(あんど)。相手の直近2試合をチェックしながら、「影響は何もない」と「不動心」を強調した。

アンダレスよりも世界ランクが上のアンパロは、前WBOアジア・パシフィック同級王者でもある。実績で上の挑戦者に変更となり、「アンパロの顔を見て何を考えているか分からない。謎な、見えない部分もある」と、警戒も忘れていない。心身ともに死角なしで、V2防衛へ突き進む。【藤中栄二】

重岡銀に挑戦するアンパロ「明日のリングで実力をみせるつもり。次戦予定はなかったが、体重は保っていた。王者は強いが、頑張ってベルトを取りたい」