プロボクシングIBF世界ミニマム級王者重岡銀次朗(24=ワタナベ)が、6月に3度目の防衛戦に臨む可能性が出てきた。3月31日の3150FIGHT Vol8大会(名古屋国際会議場)で同級6位ジェイク・アンパロ(26=フィリピン)を2回KO撃破。2度目防衛に成功してから一夜明けた1日、名古屋市内のホテルで会見に臨んだ。6月23日、滋賀県で3150FIGHT Vol9大会の開催が発表済み。無傷のままでV3防衛を成功させた重岡は「6月23日は、やれといわれればやりますよ。やるしかない。ケガはないですし。正直、6月は分からないですが、やれればやります」と緊急出撃に前向きな姿勢をみせた。

既に昨年12月、IBF同級挑戦者決定戦が開催されており、同級1位ペドロ・タデュラン(27=フィリピン)がアンパロに判定勝ちして挑戦権を得ている。3度目防衛戦は指名試合になる可能性が高い。重岡は「印象でいうと、IBFの中で1番強い。仕上がっていて12回、しっかり動いてくる。ガードもかたくて良い選手だなと。それとやるなら気合が入りますね。勝つ自信はもちろんある。やるというなら、いつも通りにKOを狙っていきたい」と言葉に力を込めた。

一方で、同じ興行のメインで兄優大(26=ワタナベ)が元WBO世界同級王者メルビン・ジェルサエム(30=フィリピン)に判定負けを喫してWBC世界同級王座から陥落。「昨日の兄ちゃんの試合のこともあるので、2人とも修行というか、やっぱりガチで、今まで通りの練習だけではダメだなというのはある。そこは慎重にいきたい。明確に強くならないといけない」と自己分析。一定期間を置き、技術面向上を意識した練習を積みたい意向も口にした。

所属ジムの渡辺均会長(74)も「2回にKOで倒したとはいえ、長い間の練習の疲れは、本人には分からないかもしれない。慎重に相談し、6月は選手と陣営と相談して決めたい」と言うにとどめていた。