ボクシングの六島ジム(大阪市住吉区)は2日、日大ボクシング部出身の光富元(22)の“入門”を発表した。光富は東京・小金井市の生まれ育ち。武市トレーナーは「東京で生まれ育った選手が入ってくるのは初めて」と話す。
さらに5月4日にIBF世界バンタム級タイトルに挑む西田凌佑(27)のスパーリングパートナーとして東洋大の2選手を招いた。4年の中山慧大(21)は昨年、フェザー級で全日本王者となった。また、六島ジム関係者が「秘密兵器」という3年の大原寧王(20)もフェザー級の実力者。ともに将来はプロへの意向を持つ中で、六島ジムもスカウティングを惜しまない。
西のアマの有望選手が東へ行くのは通常だが、逆はまれが現状。武市トレーナーは先々を見据え、「東に対抗したい。今のままでは一方的。そのためにもいい選手を関東や東から入れたい。関西を盛り上げないといけない」と話す。
かつては辰吉丈一郎や長谷川穂積らが君臨した関西のボクシング界は今、「東高西低」の時代が続く。勢力図を塗り替えるにはスター選手の登場が不可欠。六島ジムは、その育成に取り組んでいく。

