メインイベントの第8試合でチャンピオン・カーニバル(CC)Bブロック公式戦が行われ、「バカバカコンビ」の諏訪魔(47)と鈴木秀樹(44)が一騎打ちを行った。

鈴木が差し出した手を諏訪魔が握って試合がスタート。序盤はグラウンドでのレスリングの攻防が続いた。

5分過ぎに諏訪魔が腕ひしぎ逆十字を狙うが、鈴木がロープエスケープ。その後、鈴木は諏訪魔の腹に強烈なエルボーを打ち込んでいった。さらに顔面へのエルボーの打ち合いから鈴木がエルボースマッシュで諏訪魔を痛めつけたが、諏訪魔がフロントスープレックスで鈴木を投げて反撃。さらに諏訪魔はスリーパーで鈴木を締め上げた。

それを脱した鈴木は投げっぱなしドラゴン・スープレックスからコブラツイストへ。諏訪魔は鈴木を無理やり投げとばして脱出。そして投げっぱなしジャーマンからラリアットを鈴木に見舞った。

これに対して鈴木は四つんばいになった諏訪魔に肘を連続で振り下ろし、卍固めに移行。動けなくなった諏訪魔を見たセコンドの田村男児がタオルを投げ込んで、鈴木の勝利が決まった。

鈴木と諏訪魔は試合後もがっちりと握手。マイクを持った鈴木が「本来であれば、バカは1人なので、負けたバカに締めてもらおうと思ってましたが、(全日本プロレス)公式のアカウントに“バカ決定戦”と書いてありました。とういことはですね、私、勝ってしまいました。私もバカ」と話すと会場は大爆笑。「みなさん、ご起立ください。立った人はみんなバカ。立つんだバカ」とファンと一緒になって「俺と諏訪魔はバカだ、オイ!」で締めて大会は終了した。この日のCCの全成績は次のとおり。

▼チャンピオン・カーニバルAブロック公式戦

○青柳優馬<6> 8分52秒リングアウト勝ち ×サイラス<2>

▼同Bブロック公式戦

○ロード・クルー<4> 6分57秒旋風脚→片エビ固め ×斉藤レイ<4>

▼同Aブロック公式戦

○デイビーボーイ・スミスJr.<6> 11分33ブルドッグボム→エビ固め ×大森北斗<2>

▼同Bブロック公式戦

○安斉勇馬<8> 9分4秒フェースロック ×ハートリー・ジャクソン<0>

▼同Aブロック公式戦

○宮原健斗<8> 18分40秒シャットダウンスープレックスホールド ×芦野祥太郎<6>

▼同Bブロック公式戦

○鈴木秀樹<6> 15分7秒レフェリーストップ(卍固め) ×諏訪魔<4>