立ち技打撃格闘技のKNOCK OUT(ノックアウト)は16日、「KNOCK OUTカーニバル2024スーパーバウト“BLAZE”」(6月23日、代々木第2体育館)に向けての2度目の記者会見を開催した。
山ごもり合宿を行っていて1度目の会見(5月9日)に出席できなかった“天下無双の火の玉ボーイ”五味隆典(45=東林間ラスカルジム)が、愛弟子とも言える対戦相手の“天下無双の稲妻ボーイ”鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)と顔を合わせた。
2人はノックアウト特別ルール(パンチのみ、-73キロ契約3分3R延長1R)で戦う。この日はもともと五味1人で会見をする予定だったが、鈴木が「五味選手が来るんだったら」と出席を希望して2人そろっての会見となった。
「ノックアウトらしい試合を見せることですね。KOそれだけです」と意気込みを語った鈴木は、1回目の会見に続き、今回の会見にも出席したことについて「いや礼儀なんで。リスペクトしているからこそ、やっぱこの場に来るのは僕にとって筋なんで、だから来ました」と説明した。
一方、五味は前回会見に欠席した際、鈴木が五味を批判したことについて「会見に来る、来ないの問答はなんだかオレもよく分かんないし。会見は大事だと思うけど、そんなに…。分かったよ、会見来ない、それはもう(鈴木の)不戦勝。オレが会見来なかったことに対して負け。それでいいよ、1敗」と苦笑いしながら返答。
それでも五味は「この試合ね、6・23のために、オレも休みを返上して。山奥をね、若いときでも走ったことないぐらい一生懸命走って。それを怒られちゃうとね、オレはもう息しちゃいけないって次、怒られるんじゃないかと思ってね」とジョークを飛ばし、鈴木の「練習時間を削って会見に来ている」との言葉については「まだ前回の試合の疲れが抜けてないと思うから。今回は減量もないわけですしね、千裕はね。ちょっと1回疲れを抜いて。そういう方がいいんじゃないかって感じだけどね」と、逆に休息を取れとアドバイスした。
五味は現在の自身の状態については「やっと走り込みの疲れも抜けて、昨日からまた対人練習を始めたんですけど。いろんな力みが取れてきて、これから動きのチェックっていうところに来ましたね。自分にとにかく3カ月、負荷かけるものばっかやってたんですけど、ここからはスピードだったり、対人練習っていうふうにしていこうと思ってます」と説明した。
五味は、鈴木のRIZINでの防衛戦(金原正徳を相手に防衛した4月29日・RIZIN46でのフェザー級王座戦)について聞かれると「きちっと防衛して、子供たちとの約束も守り、元気とか勇気を届けるっていう、自分でプレッシャーかけてたと思うんですよね。そういう約束を果たせるっていうのは、今現在のスターがやんないと(子供たちは)喜ばないことだと思うしね。あとはやっぱり金原選手がね。40代で日本人の若い選手が誰も攻略できなかったクレベル選手を攻略して、きちっとタイトルマッチにたどり着いたっていうのはオレはすごい尊敬する部分だし」と鈴木と挑戦者の金原の2人を称賛した。
そして話は他の選手にも飛び火した。「今の若い選手が後出しじゃんけんで『オレが千裕とやったら』どうこう言うのは、オレは頭きてんだよ。誰だっけ(鈴木が倒したのは)ケラモフかな、そういうのをクリアしてないわけじゃん。オレに怒るんだったら、そういうこと言ったヤツに怒ればいいの。あんな『人気出してやろうか』なんて言われて頭にこないの? オレは師匠として頭にくるよ、ああいうのは。オレだったらもう飛びかかってるね」と発言。
鈴木対金原戦でゲスト解説をつとめ、鈴木に対して「今すごい(勝つイメージが)できましたね。やりたいです。僕が人気出させてあげますよ、試合して」と話した朝倉未来を批判した。これには鈴木も「(朝倉を)ぶっ飛ばそうと思いましたね」と笑っていた。
五味は鈴木戦に向けて「千裕が生まれる前からオレはボクシングやってんですよ。だから、ボクシングっていうかスタンドのルールでは負けるつもりないし。言ってみれば最高の舞台で、手ほどきしてやるよっていう気持ちでいますよ」と自信を見せた。
鈴木もそんな五味について「やっぱ痩せたっすね。すごい締まってきたんで、90キロ近くから落とすのは相当練習しないと落ちないんで。面白い試合に絶対なるなと思いました。プライド時の五味さんと戦えるのは本当に楽しみですね」と笑顔で話した。
五味は最後に「これはね俺は祭りだと思ってんすよ。防衛をね、(鈴木が)成功したご褒美でもあるし。元チャンピオン同士じゃ面白くないでしょ? 今後、千裕はまだいろんなMMAの選手とも戦っていくだろうし。そういった中で、こういう舞台を作っていただいたっていうことで。体重を一生懸命落とすぐらい時間もあるし。そういった感じで祭りというか、本当のロックショーというかね、拳と拳のロックショー」と試合について話し、「実はこの後、本当のロックスターを見に東京ドーム行くんですよ。そうコンプレックスね。これも能登震災の復興イベントなんです」と笑顔を見せていた。

