プロボクシングIBF世界ミニマム級王者重岡銀次朗(24=ワタナベ)が7月28日、滋賀ダイハツアリーナで同級1位ペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)と3度目の防衛戦に臨むと29日、発表された。

IBFからの指名試合で、元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(37)が運営する興行「3150FIGHT Vol9大会」のメインイベントとなる。重岡は同日、東京・五反田の所属ジムで亀田氏、所属ジムの渡辺均会長(73)、町田主計トレーナー(49)と記者会見に臨んだ。

今年3月、名古屋でジェイク・アンパロ(フィリピン)に2回KO勝ちして以来、約4カ月ぶりのリング。世界戦では初メインとなる重岡が「自分が責任を持って盛り上げないといけない。メインにふさわしい倒し方で。メインをずっとやりたかったので、気合が入っている」と言葉に力を込めた。23年のIBF年間最高試合賞(4月、レネ・マーク・クアルト戦)に選ばれ、同5月には同団体の年次総会に出席するため、プエルトリコに遠征。現地でWBO世界ミニマム級王座の11度防衛に成功した元世界2階級制覇王者イヴァン・カルデロン氏(49=プエルトリコ)の指導も受けたという。

同氏から特に指摘されたのが、頭を振ることなどのディフェンス面だったという。重岡は「1日だけカルデロンさんのジムで練習した時、もっと頭を振れと。僕の課題となるディフェンス面でヒントになった」と刺激を受けた。V3戦の対戦相手となるタドゥランは身長160センチのサウスポーで手数の多い好戦的なタイプ。「KO負けのない頑丈な、好戦的で強い選手をどう倒して勝てるか。自分はいつもKOを狙っている。今回も根性ある選手を倒してこそ意味があり、評価されると思う」と気を引き締めた。

指導を担当する町田トレーナーは「銀次朗とはかみ合う。上(顔)と下(ボディー)で1回ずつ倒したいねと話している。その自信もあります」と強調。3150FIGHTのファウンダーとなる亀田氏は「(タドゥランは)なかなか頑丈で打たれ強い。ランキングも1位で強い。(重岡の)夢である世界王座13度防衛、王座統一に向けてしっかりクリアしてほしい。面白い試合になると思う」と期待を寄せていた。【藤中栄二】