「バズーカ岡田」の名前でメディアなどでも活動するボディビルダーで日体大体育学部教授の岡田隆氏が、SNS上に氾濫する「平本蓮ステロイド使用疑惑」について言及した。

岡田氏は自身のYouTubeに“平本疑惑”について説明した動画をアップ。「結論から言うとこれ、誰にも分からないです」と前置きした上で、まずステロイドユーザーの身体的特徴について触れ「体を見たら分かるよっていう人いますけれども、なかなかそう言い切ることはできない。確かに禁止物質を使うことによって出てくる身体的特徴はあります。でもそれは薬を使わなくても出る人は出る。例えばハゲ、ニキビ、女性化乳房。こういったものは薬を使わなくても出ますよね」と話した。

続けて平本の体つきを観察した上で「筋肉の発達はどうかというと、(ステロイドユーザーだと言われるのも)分かる気はするんです。確かに肩、僧帽筋まわりは、ステロイドユーザーは大きくなりやすい。分かる気はするんですが、ポリグラフ検査(うそ発見器)、尿検査、血液検査という最強のドーピング検査を行っている団体のトップ選手も、肩とかむちゃくちゃでかいやついますから」と、ステロイドを使っていなくても肩まわりが発達している人もいると指摘した。

一方、岡田氏は、RIZINが行っている試合当日の尿によるドーピング検査は、すり抜けることが可能だと説明。「これは逆算可能なんです。この物質はこれだけの期間を開ければ、もう尿では出てこないということで。だから抜き打ち検査があるんです。で、さらに尿だけだと出てこない物質があるんじゃないかということで血液検査をやるんです。で、もっと言うと代謝物質だけではもう分からないこともある。(それくらい時間がたっても)ステロイドの効果は10年ぐらい残存するなんて論文もあったりするんです。ネズミで換算すると。血でも尿でも代謝物からはもう検出できないので、うそをついてないかっていうのを検出するポリグラフ検査を行う。これぐらいやらないと全部は見られないんですよ」と話し、本当に徹底的にやるのであれば、当日尿検査→抜き打ち検査→血液検査→ポリグラフ検査のような手順でやらないといけない大変さがあると強調した。

岡田氏は最後に、174センチ、66キロの平本はステロイドを使わなくてもグラップリングの練習をやっているだけで筋肉がついて簡単に66キロを超えてしまうだろうと推測。「だからステロイドを使って筋肉量を増やすと減量がきつくなりすぎて、むしろデメリットの可能性もあります」とし「私だったらそういう(ステロイド使用の)選択をせずに、きちんとナチュラルに筋出力を引き出すトレーニングをして、フィジカルを高めるだろうなと思います」と説明していた。