プロボクシングWBA世界スーパーライト級6位の平岡アンディ(28=大橋)が、異例の暫定王者との挑戦者決定戦をクリアして世界初挑戦に弾みをつける。同級暫定王者イスマエル・バロッソ(41=ベネズエラ)との挑戦者決定12回戦(9月3日、東京・有明アリーナ)を控えた2日、横浜市内で計量に臨み、63・4キロでクリア。「やっとここまでこれた。すごくわくわくしている。早く日本ボクシング界に貢献したい」と、“世界前哨戦”が待ち切れないようだった。

バロッソは25勝中23KO(4敗2分け)の歴戦の強打者で、23戦全勝(18KO)の平岡にとっても過去最大の難敵になるが「あっちの国特有の瞬発力の強いプレスや、いきなりくるパンチは警戒している。よく見て自分のボクシングできれば勝てる。すべて想定してやっています」と、万全の準備をしてきた。

今回はバロッソの暫定王座はかけられず、あくまで挑戦者決定戦になる。その理由について日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は「正規のチャンピオンもいるし、今回は挑戦者決定戦に重きを置いた。アンディが勝った場合は暫定王座はなくなります」と説明した。

WBAの正規王者はホセ・バレンズエラ(米国)。平岡もすでに挑戦者決定戦の先を見ている。「バレンズエラ選手がチャンピオンなので、そこを見て、ここをしっかり勝つ。その先にもいろいろビジョンはある。自分の中でも楽しみ」。バロッソ戦を“世界の平岡”への飛躍の一戦にする決意だ。【首藤正徳】