東洋太平洋フェザー級王座決定12回戦で、同級1位中野幹士(29=帝拳)が新王者となった。同級14位ブリックス・ピアラ(22=フィリピン)と同王座を懸けて拳を交え、4回0分34秒、KO勝ち。デビューから11連勝(10KO)無敗でアジアの王座を手にした。
アマチュア7冠として期待され、18年10月のプロデビューから6年が経過。待望のプロ初タイトル奪取のチャンスを生かした。20年からのコロナ禍、222年12月の右肩負傷などで試合間隔が空いた時期も乗り越え、プロ初タイトルに到達。中野は「動画を見てボディーを嫌がっていたので狙い通りです」と振り返った。
所属ジムでは何人も日本、アジア、世界王者が誕生しているが、中野は「験担ぎ」で1度も王座ベルトに触れたことがなかった。アマチュア時代の同期が王座獲得した際にも決して手にしてこなかったという中野は「ベルトは重いですね。一生懸命にやってきたので…」とうれし涙を流した。プロの節目となる王座獲得だが、あくまでも通過点。世界王者になる目標をあらためて見定め「もっと良いベルトを見せられるように頑張りたい」と決意を新たにしていた。

