2つの「悲願」を一気にかなえた。プロボクシングWBA世界バンタム級2位の堤聖也(28=角海老宝石)が世界初挑戦で新王者となった。同級王者井上拓真(28=大橋)に、10回にスタンディングダウンを奪い、3-0の判定勝ちを収めた。高校時代に敗れた因縁の相手との4454日ぶり再戦を制し、雪辱を果たした。これで12勝(8KO)2分無敗として、日本人王者が世界4団体を独占する同級の争いに割って入った。
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★堤聖也(つつみ・せいや)★
◆生まれ 家族 1995年(平7)12月24日生まれ、熊本市出身。家族は母邦代さんと兄、姉。
◆ボクシング歴 兄と姉の影響で幼少時はサッカー少年。「強くなりたい」と中学2年からボクシング開始。九州学院高から平成国際大へ進学。
◆アマ無冠 国体準優勝&全国3位などアマ戦績は84勝(40RSC)17敗。95年生まれの田中恒成、井上拓真ら選手層が厚い年代で「日本一」を逃す。
◆プロで人生初王座 18年にワタナベジムからプロデビュー。19年に角海老宝石へ移籍。22年に日本バンタム級王座を獲得。4度の防衛成功。
◆親思い 女手1つで育ててくれた母に仕送りし、実家のキッチンをリフォーム。日本王座獲得時には母に「愛している」と感謝。
◆アメカジ好き 古着をこよなく愛し、高級ビンテージを着用。自ら「アメカジボクサー」を愛称に。減量食の研究の延長で趣味は料理。
◆スタイル 身長166センチのスイッチボクサー。

