日本最高峰の格闘技イベント「RIZIN DECADE」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合生中継)内の第3部「RIZIN49」で、クレベル・コイケ(35=ブラジル/ボンサイ柔術)を相手に2度目の防衛戦に臨むRIZINフェザー級(66キロ)王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)が、米UFCのスター、ショーン・オマリー(30=米国)を視界にとらえた。
鈴木は6日に放送されたABEMAの『RIZIN DECADE 1ヶ月前SP特番』に出演。「もし(クレベルに)勝ったら次に戦いたい選手は?」と聞かれると「勝てば自ずと見えてくると思うんですけど、ショーン・オマリーがいるんだったら、世界を証明しようぜって言えばいいんじゃないですかね」と、オマリーとの対戦を希望するかのような発言を行った。
UFC前バンタム級王者のオマリーは、この年末に日本を訪れる予定。RIZIN榊原信行CEOによると「RIZIN DECADE」の観戦にも来るという。鈴木がメインイベントでクレベルに勝利した後、リングサイドのオマリーに“宣戦布告”する可能性は大いにありうる。
鈴木は迎え撃つクレベルについては「もう寝技ですよね」と即答。その対策については「これはシンプルで、いまさら僕が寝技の練習をしたところでクレベル選手には並べないんですよ。逆にクレベル選手もいまさら打撃のボクシングの練習をしても、僕と競り合えないんですよ。だからお互いの強みを生かして、それのぶつけ合いだと思ってる」とシンプルな寝技対打撃の構図だと語った。
23年6月に2人は対戦し、クレベルが体重超過で公式記録上は無効試合となるも、鈴木が勝った場合だけ王座獲得というルールでおこなわれた試合では、鈴木がクレベルに一本負け。鈴木は前回の対戦を踏まえ、「前回はやりたいことをやられちゃったんですよ。だから今回はやりたいことをやれば普通に俺は勝てます」と力を込めた。
「前回の敗戦を受けて恐怖心はないか?」という質問に対しては「悔しい、それしかないので、俺の考えが間違ってなかったっていうのを証明するためにも勝たなきゃいけないんで、恐怖どころかワクワクしかない」と答え、共演した第2代RISEウエルター級王者“ブラックパンサー”ベイノアから「勝ち方はやっぱり稲妻を落とす?」という質問に対しては「稲妻っすね。稲妻ストレートで。まあパンチか踵、この2つですね」と明言した。
同番組には鈴木、ベイノアのほか、RIZIN榊原CEO、お笑いタレントの紺野ぶるま、日本格闘技界の盛り上げ隊長である元格闘家で解説者の大沢ケンジ氏がスタジオ出演。同大会でボクシングの元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシアと2分8Rのスタンディングバウトルールで戦う安保瑠輝也もリモート出演した。
安保は日本時間27日に米ロサンゼルスで行われた記者会見について「ライアンの目の前にして気合がバチっと入った。ライアンのスイッチを入れるためにあおったので作戦成功」と振り返った。またガルシアについては「僕はボクシングが好きで試合もたくさん見るけど、対戦相手として見た時に正直、特に感じるものはなかった。俺のあおりにすかしてる感じが逆にムカついたので、めちゃくちゃ燃えてます」と話した。
また先日の会見でガルシアが発した「レジェンドであるパッキャオを本気でKOしようとしていることが気に入らない」という発言に対しては「パッキャオ選手を倒しに行こうとしたことがリスペクトがないって言ってるけど、逆にライアンは自分がやってるボクシングに対してリスペクトがないやんって俺は思う。体重超過したり、ビール飲みながら試合見たり・・・。そんなやつにリスペクトどうこう言われる筋合いはない」とバッサリ斬り捨てた。
最後に試合の意気込みを聞かれると、安保は「ライアン・ガルシアはイージーマネーを稼ぐ感覚で日本に来ると思うけど、会見でも彼に火をつけられた。俺は最後必ず勝って、勝ったらその先に世界への新しい扉が見えてくると思う。これを必ずぶち上げて、新しい安保瑠輝也の世界戦を見せようと思う。ぜひ俺の試合に期待してください」と話した。
番組冒頭では榊原CEOと紺野ぶるまが2ショットで登場。榊原CEOが「今日はみなさんに特別な商品をご用意して! むちゃくちゃ安く! ご案内します!」と声高に話し出すと、アシスタントの紺野が小気味よく合いの手を添えつつ「3部構成でお届けする『RIZIN DECADE』をこのABEMAを見ている皆さまに特別にお安くご案内します!」と榊原CEOが宣言。スタジオのベイノアらからツッコミが入る、テレビショッピング風のコントを見せていた。

