プロボクシング前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(34=オーストラリア)が16日、成田着の航空便で来日した。

24日、東京・有明アリーナで、WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者那須川天心(26=帝拳)との同級10回戦を控え、WBC世界スーパーフライ級3位となる双子の弟アンドルー(34)ら陣営とともに到着した。格闘家時代から公式戦無敗で、ボクシング転向後も5戦5勝の那須川との対戦に向け、モロニーは「僕が勝つということは彼に黒星がつく。無敗を止める? そういうことだ」と自信の笑みを浮かべた。

昨年5月、東京ドームで現WBO同級王者武居由樹(大橋)に敗れて王座陥落して以来、約9カ月ぶりの再起戦となる。母国のゴールドコースト近郊でトレーニングキャンプを実施し「昨年の敗戦からこの試合に向けてトレーニングしていたと言っていい。昨年9月、(現WBA世界同級王者)堤聖也選手の練習パートナーとしても来日している。だいぶ長い間、ずっと練習を続けている。すごく満足いく練習ができた。とてもハードなスパーリングしてきた。これまでにないベストなコンディションができている」と調整への手応えを口にした。

モロニーがWBC5位に対し、那須川はWBA2位が現在の最高ランキング。上位ランカー対決となるだけに「那須川選手を倒せば、自分もまた1つ成長できると思う。イージーファイトはいらない。いつもハードファイトを望んでいる。彼を倒して特別な試合にしたいね」と余裕の表情。武居戦では両者の世界戦の日程が近いために弟アンドルーがセコンドにつかなかったが、今回はセコンド入りすることもメンタル面で心強いという。モロニーは「自分のことを理解してくれる弟がそばにいるのがうれしい。那須川選手はとても良いスピードがある素晴らしい選手。ハードファイトを望んでいる。期待されるトップファイターと戦えるのは楽しみだ」と気合十分だ。

武居と同じく那須川もキック出身のサウスポーとなる。前回以上のサウスポー対策を練ってきたとし「キャリアでも最高と言える準備できている。武居選手に負けて残念だったが、今回セカンドチャンスをもらえた。すごくエキサイティングな気持ちだ。見応えある最高の試合をみせる。本来の姿をみせるとても重要な試合になる。勝利を挙げて自分の強さをみせたい」と必勝を誓っていた。