プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)が5月4日(日本時間5日)、米ラスベガスのT-モバイルアリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29=米国)との防衛戦を控えて23日に渡米。23日(同24日)午前に米ロサンゼルスに到着し、同市内のジムで公開練習に臨んだ。70人以上集まった米メディアの前でカルデナスとも対面し、フェースオフ(にらみ合い)を展開した。
創刊100年以上の歴史と権威があると言われる米老舗専門誌選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ランキング)では、1位の3団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に続いて2位に入る。大勢の米メディアに囲まれ、PFP1位への返り咲きへの意欲を問われ「この試合で1位に戻れるかはわからないが、9月、12月、そして来年…これらの試合で戻ることが出来ればと思っている」と口にした。
日本のゴールデンウイークにあたる5月上旬はメキシコの祝日(シンコ・デ・マヨ=スペイン語で5月5日)となり、過去には伝説的なビッグマッチも多く開催された。今年は5月2日に米ニューヨークでWBO世界スーパーライト級スーパー王者テオフィモ・ロペス(27=米国)が同級暫定王者アーノルド・バルボザJr.(33=米国)と統一戦、RIZIN参戦が見送られた元WBC世界ライト級暫定王者で現WBA世界ウエルター級3位のライアン・ガルシア(26=米国)が出場停止明けの復帰戦に臨む。同3日にはサウジアラビアで3団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(34=メキシコ)がIBF世界同級王者ウィリアム・スクール(32=キューバ)との4団体統一戦を実施。井上は同4日に盛りだくさんの世界ボクシング興行を締めくくる形となる。
大トリ役となる井上は「本当に楽しみにしている。ボクシングにとって伝説的な日になるのは分かっているし、メインイベントで試合できることをとてもうれしく思っている」と声をはずませていた。

