プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)の所属ジムの大橋秀行会長(60)がKO防衛から一夜明けた6日、米国から帰国し、9月14日に名古屋のIGアリーナ(7月オープン)で予定される次戦について「ダメージは全然ない。(変更は)ない」と断言した。
井上は4日(日本時間5日)に米国ラスベガスで、WBA世界同級1位ラモン・カルデナス(29=米国)の挑戦を受けた。2回にダウンを喫したが、7回にダウンを奪い返して、8回45秒、連打の嵐を見舞ってレフェリーストップ勝ちした。ダウンの応酬の打撃戦になったが「もらったのは2回のあの一発だけ。顔もきれいで腫れていない」と、試合後の井上の写真を報道陣に公開した。
ダウン後、セコンドは「判定でいい」と声をそろえて言ったという。「本人は“安全に”ではなく、ガンガン倒しにいった。しかもあのラスベガスの大舞台で。そこが彼の魅力。だから人気がある。会場は“モンスター、モンスター”とすさまじい盛り上がりで、相手より井上の声援の方がすごかった」と、大橋会長は試合を振り返った。試合後は興行主催者も「喜んでいた」と話し「また(米国での試合を)求められるんじゃないか」と続けた。
9月に団体内統一戦で対戦予定のWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)は、今月30日にメキシコで試合を予定していると報じられているが「知っていますが、特に注目はしていません」。井上の次戦までの予定について「調整時間もある。通常通り」と強調した。【首藤正徳】

