プロボクシングIBF世界バンタム級王者の西田凌佑(28=六島)が2日、大阪市内の所属ジムで練習を公開し、8日に行われるWBC世界同級王者の中谷潤人(27=M・T)との王座統一戦(東京・有明コロシアム)に向けた仕上がりの良さをアピールした。
この日はウオーミングアップからシャドーボクシング、武市晃輔トレーナーとのミット打ちを公開。軽快な動きを披露した。
取材に応じた西田は「最後の調整に入っていて、今までで一番調子がいい。海外の世界ランカーを呼んでもらい、いつもより緊張感があるスパーリングで、集中した練習ができた。(調整は)100点」と順調ぶりを口にした。
4月末からはフェザー級の米国人イライジャ・ピアース、スーパーバンタム級の英国人デニス・マッカンを相手にスパーリングを実施。武市トレーナーは「上の階級の世界ランカーにどこまで通用するかなと思っていたけど、西田の方が強いことがわかった。通用するどころか上回っていたので『これなら』というものを感じた」と話し、西田の現状についても「過去最高だと思う。この時期はボクサーとして一番苦しい時期だが、ミットを持っていても、とにかく元気なことが伝わる。いろんなところで成長している」と評価。枝川孝会長も「本人が望んでやる試合で、意気込みが違う。気持ちの入った西田は強いなと感じている。確実に強くなっている」と太鼓判を押した。
中谷優位の声も多いが、西田は「これまで経験してきていることもあって、全然気にならない」と意に介さない。初王座をつかんだ24年5月のエマヌエル・ロドリゲス戦では、圧倒的不利の下馬評を覆して勝利。「自信が付いた試合は世界を取った試合。それから良い意味で余裕を持ってやれるようになった。今が一番強いんじゃないかな」。そう胸を張る西田は、今回も周囲の評価を覆すことに自信を見せた。【永田淳】

