21年東京オリンピック(五輪)柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(29=パーク24)が23日、新日本プロレスに入団すると発表した。23日には都内のホテルで記者会見し、プロレス転向の経緯などについて語った。昨年から今年にかけてオカダ・カズチカ、内藤哲也と主力選手が退団してきた中、待望のスター選手によるプロレス転向は大きな話題となりそうだ。
五輪金メダリストの格闘家転向は92年バルセロナ五輪78キロ級金メダルの吉田秀彦、08年北京五輪100キロ超級金メダルの石井慧がいるが、プロレス転向例は初めてとなる。小川直也は世界選手権で4度金メダルを獲得しているものの、五輪は92年バルセロナ大会の男子95キロ超級の銀メダルが最高成績だった。
海外の五輪金メダリストのプロレス転向といえば、96年アトランタ五輪レスリング男子フリースタイル100キロ級金メダルのカート・アングル(米国)がもっとも有名。98年にWWE(現WWE)に加入し、WWEヘビー級王座、WWE世界ヘビー級王座など次々とタイトルを獲得。シングル王座、タッグ王座などWWE主要タイトルを総なめにするグランドスラムも02年に達成し、17年にはWWE殿堂入りも果たしている。
21年東京五輪の覇者も2人、プロレス転向した。レスリング男子フリースタイル125キロ級金メダルのゲイブル・スティーブンソン(米国)が22年にWWEと契約。レスリングと並行してプロレス技術を学ぶ特例育成が敷かれていたものの、24年に契約解除となった。またレスリング女子68キロ級金メダルのタミラマリアナ・ストックメンサ(米国)は23年にWWEと契約。WWEパフォーマンスセンターでプロレス技術を吸収し「タイラ・メイ・スティール」のリングネームで昨年7月、NXTレベルアップ大会でWWEデビュー。そして今年6月3日、正式にNXTデビューしている。

