元K-1スーパーバンタム級王者でWBO世界バンタム級王者の武居由樹(29=大橋)が王座陥落した。同級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)との3度目の防衛戦に臨んだものの、1回からダウンを奪われるなどして4回TKOで敗れた。WBOからの指名試合として義務づけられた最強挑戦者に敗れた。無敗の格闘家でWBA、WBC世界同級1位の那須川天心(27=帝拳)との対戦実現は遠のいてしまった。
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メディナが、パンチ力をみせつけて新王者になった。
1回に武居の右ジャブに合わせて、鋭い左フックを何度も放ち、フックが届く距離まで接近して、パワフルなパンチでプレッシャーをかけた。
そして残り1分を切ったところで、右ボディーフック→左ボディーフック→右フックを強振。最後の右フックがクリーンヒットして、武居からダウンを奪った。
2回もダメージが残る武居を追い詰め、3回には武居から左ボディーストレートを浴びて、下がる場面もあった。
それでも前に出続けて、4回に武居を捉えた。
ロープ際に追い込んで右フックから右アッパーを追加。コーナーを背負った武居と打ち合いに臨み、右アッパーをクリーンヒット。がくりと腰を落とした武居に対して、右アッパー7連発。レフェリーが試合を止めて、ベルトを手にした。
那須川のスパーリングパートナーとして、来日経験があるメディナ。
リング上のインタビューで「武居選手は非常にグレートなボクサー。リスペクトしてきた。このリングにふさわしい練習をしてきた」と胸を張った。
その上で今後について「私は本当に日本が大好きです。日本でいつまでも戦えるように支えて下さい。日本を愛しています」と満面の笑みで呼びかけた。【益田一弘】

