プロボクシング元WBC世界ミニマム級王者の重岡優大氏(28)が26日、東京・後楽園ホールで元同門となる東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ライト級王者宇津木秀(31=ワタナベ)の防衛戦を観戦した。今年5月、IBF世界同級王座に挑戦した後、右硬膜下血腫で緊急手術を受けて入院生活を送る元同級王者の弟銀次朗氏(25)をサポートするため、8月に現役引退を発表。在住する熊本市から上京し、カフェ経営の準備のために24日から4日間、東京ビッグサイトで開催中のアジア最大規模のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ 2025」に来場していた。
重岡氏は22日に自身のSNSで結婚を発表し、夫婦でカフェを経営すると発表。既に熊本市中央区の水前寺公園近くに物件を確保し「内装や10~15席ぐらいの席数、メニュー、開店時間とか詰めていっている。もう来月から工事が始まる。工事が終わったらプレオープンしたい。銀(次朗)に会いたい方とかもいると思うけれど、近所の方にも愛されるカフェにしたい」と意欲を示した。
銀次朗氏が来年1~2月にはリハビリ治療から退院する見通し。重岡氏は「そこまでには絶対にオープンして僕がお店(の経営)に慣れておかないといけない。銀が(カフェに)くることを想像しながらオープンしようと。とりあえずは夫婦でやるけれど、でも奥さんの力を頼らず、俺が1人でお店を回したい」とイメージを膨らませた。プロ転向当初はカフェのチェーン店でアルバイトしていたことも明かし「僕が朝にお店の鍵を開けて午前7時からオープンし、正午12時まで仕事して。ロードワークして休憩して夕方からジムワークしていた。行列ができた中でもやっていたので」と自信の笑みも浮かべた。
銀次朗氏の回復具合について、重岡氏は「1週間後、僕が想像できないような回復をしている。見ていないところで相当、リハビリを頑張っている。立つ練習もしている。銀の夢を決めている」と明かした。
コーヒーイベント「SCAJ 2025」で、焙煎(ばいせん)機、エスプレッソマシンなどの選定を終え、コーヒー豆を購入する業者も決めたという同氏は「銀の夢も決めた。焙煎の仕事をやってもらおうと思っている。焙煎機が決まって銀ができそうだなと。退院した銀に僕が教える。同じカフェ内でやるし、何か見えてきたでしょ」と声をはずませた。
開頭手術を受けて大阪府内の病院に入院していた頃からを思い浮かべながら重岡氏は「本当に真っ暗になった。僕と銀がお先真っ暗でどん底までいって。カフェができるにつれて少しずつ明るくなってきた。夜が明けてきた感じがしたので、カフェの名前を決めました」と説明。「東雲(しののめ)カフェ」になると明かした。

